瀬戸に行って戻って参りました^^。
この猫達を連れて。各自枕を抱えて梱包。
5匹の猫を、爪とぎ段ボールとスノコで作った”櫓”に乗せて展示しました。
次いて「にっぽん招き猫100人展」は北鎌倉の古民家ミュージアムに巡回です。
会期は10/13〜10/29(入場料500円)詳しくはインフォメーションをご覧ください。
新幹線:鈍行中の富士山(電柱避けるの難しかった)
瀬戸は名古屋からさらに電車で小1時間。
袋小路の地形は愛知のチベットとも呼ばれるそうです。
「尾張瀬戸」駅近のシャッター商店街の華やぎ
藤井四段は瀬戸出身。意外にも藤井君グッズは全く見かけなかった。
地元だからこそ静かに暖かく見守っているのだそうです。
明治生まれの看板猫。
瀬戸製は腰を引いた大人のフォルム。
私は断然瀬戸猫派です♪
左奥のネオンが瀬戸入り初日のホテルです。
町の唯一といってよいホテルは神社の境内の中にありました。
お祭りの前日はフリーでした。
幸運にも敬愛する地元猫作家の小澤康麿さんに焼きもの長屋(写真)、共同工房、
ご自身の仕事場、のぼり窯など大小様々な現場を案内していただきました。
どこも映画の舞台セットさながらの趣でしたがプライベート空間なので写真は遠慮。
スケールも空気もまるで違う伝統ある焼きもの工房は他全て目に焼付けてまいりました。
共同の工房が点在している環境は、モチベーションの維持や心の豊かさなど
作り手の基盤となっているのでしょうね。大変羨ましく感じました。
というわけで、招き猫祭り本番の2日間を迎えても、私はお祭りそっちのけで
独り、焼きもの観光を続けました。
なかでも瀬戸ノベルティの痕跡を探し歩くことが今回の旅の目的でした。
そして奇遇にも小澤さんはノベルティのデザインを担っていた方でした。
仕事場で、まるでボタニカル アートのように緻密な花や鳥の手描き資料を
拝見させていただきました。ずっと眺めていたかったな!
私がエントリー出品させていただいた「にっぽん招き猫100人展」の会場
「瀬戸蔵」の2階はミュージアムで、瀬戸の高度成長期の陶磁器
産業の工場を再現した、とても見応えのある資料館でした。
ついのめり込んで長居してしまい、気がついたらその日全ての猫イベントが終了していました。
私は右と同じモデルのお人形を持っています。確かフランスの逆輸入品でした。
とっても可愛い子でウエディング仕様でしたが今は布が朽ちて裸ん坊です^^。
丘の上の窯神神社。お天気よく青く澄んだ空間でした。その奥は広大な採掘場でした。
江戸時代に九州の有田に向かい、命がけで磁器製法の修行を遂げ、瀬戸に戻り技を伝えた磁祖、民吉を祀っています。続いて後世の陶芸作家集団の記念館(古民家)へ。
美しい窯垣(窯業で使用された支柱などを組んで外壁にしたもの)が所々に残されています。
傾斜地にある新旧が混じりながら手入れされた家並みと工房、
曲がりくねった小道は、旅情そそられました。
そんなこんなで、招き猫祭りの風景写真は1枚も撮っていませんでした。
地元ファミリーが殆どだったのかな?