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仕事始めに

2007/02/22

やっとこの場所になれて来た。
もちろん新スタジオのことだけど、DKで油をうつのはしばしばでも、教室の日以外は未だ作業机に座ることがない。肝心の”原型室”の居心地がまだしっくりしないのだ。純和屋なので、床にウッドカーペットを敷いたくらいでは、今の作風である洋のイメージを広げたり、絞り込んだりするのには興が乗らず、日本間に洋のテイストをどう調和させるか、アドレナリンを放出できる仕事場にしようと部屋の四方を見つめるばかり。砂壁と襖はまだ綺麗なのでリフォームはもったいない。但、天袋は紙が煤けて傷んでいたので、奮発してロココ調の写実絵(シノワズリ)の壁紙を襖紙の代わりに貼ってみた。輸入壁紙は襖のサイズより幅が狭いので継ぎ接ぎには目を瞑ること。そこだけ包装紙でボロ隠しした様に見えなくも無いが、まぁいい感じ。。この際だから鴨居の上3面に壁紙を貼ってみようと思う。西洋の壁画のように(笑)。でも砂壁に壁紙を貼るのって結構面倒だ。

さて、シノワズリの天袋を眺めつつ、髪をしばっていよいよ仕事に入った。新しい環境で、手慣らしに幼子の原型に着手。angelもどきの裸が可愛い人形にしたいと思っている。今はまだ上手くいったらラッキーな軽い乗り。~これが一番楽しい。


先日、3月公開の映画「パヒューム」の試写会に誘っていただいた。
久しぶりに濃い映画を観たなー。
醜悪と芳しい美のごった煮に刺激され、頭の中のお掃除になった。 
このての映画は創作のよい燃料になるのよね、私の場合。
映像も音楽(ベルリン・フィル)も迫力があるので是非映画館で観ることをお薦めします。

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