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贅沢な1日

2006/08/04

先日のNotebookの内容からお見舞いのメールをいただいてしまいました。お騒がせして申し訳ありません。ご心配恐れ入ります。 深刻な状況であれば日記をアップする事は出来ません。ちょっとスリリングな体験で今だから語れる半分笑い話でした。 その後日に日に快復しています。ご安心くださいませ。

昨日は久々に都心へ外出。教室1の長老Uサマと上野の美術館を梯子してきました。
まず国立博物館で「若冲と江戸絵画展」。期待していたほど若冲の作品は多くなかったのですが、水墨画のタッチは大胆にして繊細。 画集を見るたびに正直なんじゃこりゃ?若冲!だった「鳥獣花木図屏風」の実物は大傑作でした。 若冲の絵のこってり感は人々を魅了してやまない個性だけど本物らしい質感は乏しくなります。 「小枝に降り積もった雪の表現が”粘液”のよう」との説明に、先日の自分の喉の状態を思い出して微妙~でした。悪乗りでスミマセン。 
凝り性で自由奔放に振舞えたブルジョア出身の画家の人生。画業の楽しさがこれほどストレートに伝わってくる作家は珍しいのでは?
そうそう、雑誌「ブルータス」の最新刊は伊藤若冲の特集で、価格の割りに印刷は綺麗だしオマケも多いので是非お勧めします。 巧みなイラスト入りの若冲人生スゴロクが笑えました。

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遅いランチの後は東京芸大内の美術館「ルーブル美術館展」へ足を運びました。 館3階は天井が高く自然光が入る白壁の空間。大理石像が映えて見えました。ミロのビーナスの立体映像はワームホールを体験している様で楽しめました。なんと1960年代には遥々海を渡って唯一日本で公開されたんですってね。

その後、Uさんと別れ、久しぶりに銀座の人形館に立ち寄りました。
ビンテージのシュタイフの縫いぐるみやセルロイドの人形達がほほ笑ましく、そこで以前から欲しいと思っていた黒猫の縫いぐるみを発見! また昭和30年代の製品だというモール細工の黒猫の表情も捨てがたく、2匹とも連れて帰ることにしました。

それから銀座通りを数件戻って「ZARA」へ、吸い込まれるようにふら~と寄り道。 ここの鮮やかな原色のワンピースやデコラティブなブラウス&ジャケットが似合ったら(妄想)と目を横にやりつつ、しっかりバーゲン品2点をお買い物。 

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帰路、最後に何となく寄ってしまった有楽町の阪急でガラス細工(露天や土産物屋でよく目にするアレ)に注目。オタマジャクシとミニ蛸は150円。なら買っちゃおう! 我ながら大人げない。 
ポール・スミスのお財布はまたいつか、必ず。



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