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Brompton墓地

2006/06/29

イギリス旅行を計画していた時、(同行の)西村さんがブロンプトン墓地に行くのが夢なんですよと切り出した。
そこどんなところよ?と私は無知を露にした。
天使の彫像がいっぱいあるんですよ。お気に入りの古い写真集がその墓地で撮影されてるんです。
あー、そのての写真集だったら私も持ってる・・・と本棚をゴソゴソ。それは彼女のものとは別の小さな本だったが、絵的にまとめられた墓碑の幾つかはブロンプトンで静かな祈りを捧げる天使たちだった。

幸いロンドンで泊まったアールズ コート駅にあるホテル(B&B)から商店街を抜けて歩ける距離にブロンプトン墓地はあった。
ヨーロッパの初夏は日が長く、その気さえあれば夜10時頃まで1人でぶらぶらできる。晩ご飯を買い置きで済ませ、散歩がてら視察に出向いたら、3メートル弱の高い鉄格子にグリーンが囲われ、覗くと墓石が整然と並んでいた。ゴツい錠が所々にかかっていて観光客など寄せつけない雰囲気でがっかり。どっと疲れを感じた。
 そして帰国前日、ひと足先にホテルを出たNさんから電話があった。「開いてますよ!(ブロンプトン)素敵ですよ!」
吉報に心弾んで足取りも軽い。そうそうカメラカメラ。


日暮れ時の墓地とは打って変わって、午前中は長閑な風景が広がる。ジョギングや犬の散歩をする人。ベンチで雑誌を読む人。私たちは驚喜乱舞するあやしい亜細亜人。

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球体関節人形好きに廃墟趣味の人は多い。私も例に漏れず。
万人が感情移入できる綺麗でドラマチックな彫像。
美術的な価値を語るのはタブー。俗と聖を絡めた佇まいがよい。

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左/リスやコマドリ、鳩、カラスも墓石の上でちょこんと休息
左2/唯一発見できた青年の像。Nさんも私も思わずうっとり
左3/年代を感じる墓石
右/子供体型の天使は意外に少ない

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天気は花曇りで演出効果満天でした。


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