ブリザード?
2006/01/23
寒い寒い・・・
東京郊外の雪は窓から眺めるぶんには風流に感じるが、日陰の歩道はいつまでも路面が凸凹に凍り付いていて、自転車通い、特に時間に追われている時は転ばないよう道を替えたり、綱渡りの緊張感を味わったりで一苦労である。
そんな時だから日曜日は大人しく家で過ごそうと心に決めて原型の仕事を持ち帰っていた。
昨日はまる1日テレビを付け、猫とストーブの前で陣地を取り合いながらミニビスクの補足原型をいじった。
本日月曜日はゴミの回収日だ。可燃、不燃どちらもで、食い散らかし(教室は食事やお茶の時間があるの)を狭いスタジオに貯めることはズボラな私でも不快であるため、休んだ翌日は私的早朝出勤を強いられるわけだ。
お天気良し。空気が澄んだ清々しい朝。いざ!
路面に張り付いた雪を避けながら威勢よく自転車を漕ぎ出したのだけど・・・
いてて、あたたたた・・・とても目を開けていられない。冷たい外気で突っ張った顔面を容赦なく突いてはピシピシと弾ける物体。
街路樹や家の屋根に積もっていた雪が強風に煽られて煙のように舞い上がり、もの凄い勢いで降り掛かって来るのだ。これは北極をTVドキュメンタリーで見た時と同じ、ひょっとしてブリザード?!
アスファルトにも氷の粒が波のように引いたり押し寄せたりしていた。体育祭後の滲んだ白線を思わせる路上の落書き。それは辺り一面を漂う風によって巻き上がられ、瞬時に描き直された。通勤時間約20分、体を張って自然の(或いは魔法のような)ショーを鑑賞した。今朝に限って氷は発光する生命体であった。
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