出品中の人形展の様子がちらほらとうかがえる。
教室を持っていると、仕事場に居ながらにして周りから色々な情報を受け取る事が出来る。こもりがちな自分としてはとてもありがたい。ときには知らなくていい事まで耳にするけれど。
　津田沼、丸善での人形展も残すところ後1日となっている。主催者の方から電話もいただいた。来客が少ないらしい。(やはり！）
この企画をいただいたのがおよそ2か月前。　短期間で宣伝は出来るのか？会場は？参加者は集まるのか？自分もさることながら、制作は間に合うのか？！　不安を抱えたままスタートを切ったが、集合した人形のレベルは小規模ながら、綺麗なもの、可愛いもの、面白いもの、上手いものが揃い、つくり手の意気込みが感じられた鑑賞に値する展示内容になったと思っている。
　今回の「寓話の栞紐」は個展に向けて僅かながら用意していたコンディションの良いパーツを思い切って組み上げた人形だった。まぁ、またお出ましの機会があるだろう。
とにかく出品したからには出来るだけ多くの方々に人形を見ていただきたい！　生で。サイトの写真はいつも今ひとつ精彩ないから。（気はつかっているのだが）

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と書きつつ、敢えてはらはらと淋しそうに写った人形の画像を添付したり。
自虐的と言われようが、なんとか会場までご足労願いたく、一同を代表した？気持ちの表れです。

そうそう♪　ついにデジカメ1眼レフを購入しました！
これで雁字搦めの三脚から解放されて、柔らかいショットを決められるだろうか？！　取りあえずコンパクトよりは奥行きのある写真が撮れそうだ。浮き足立つも、今まで愛用していたフィルム用と同じメーカーのカメラなのに随分と表示等が違っていて持て余しの状態。まだ暫くはリバーサルと併用でしょう。印刷物に出来るようなカッコイイ写真を撮りたいけれど、ついつい魂胆が出てしまう。1枚の写真に仕事の全てを盛り込みたいという作り手の傲慢さが。（爆）故に、記録でしかない、冷たく無機質な写真ばかりが貯まるのだった。　
　写真として素敵なのがグー！　頭では解っているんですけどね・・・そうだ、鼻歌を歌おう♪　
人形に囁きながら撮ろう・・・って私にはムリ。たま～に陶酔しても、そのぶん出来上がった写真とのギャップに凹むわけ。さらに印刷の壁が立ちはだかる。お～の～れ～。さぁデジカメに期待よろしく！
＊＊そして確信した。私の創作意欲はどうも現実と想像の上に舞っているあらゆる美を得られない憤りから来ているらしい。例えば瞼の皺から安らぎの吐息まで。そもそも何故人形なのだ？と考えると結構あぶなそう。ほどほどにしなければ。でも理想のかたちを追う事が私の生き甲斐である以上、イメージが霞んでしまうのが何より恐い事である。そして自我が人形の長所短所と背中合わせと認めるのも怖いのである。幾つになってもやっぱり私は臆病な天の邪鬼なのか＊＊