ああ大掃除したくない。整理整頓苦手です。毎年同じこと言ってすみませんです。
気が乗らないのでテレビを付けると今年の話題、事件、ドラマの総集編や、高視聴率だったドキュメンタリーの再放送だとか、フィギュア スケートまでやっている。
あっという間に掃除のタイムリミットが来てしまう。。
今年はテニスとF.スケートで随分元気をもらいました。
松岡さんや織田さんの熱苦しい解説が、まるで隣で観戦しているかのように親しみやすく面白かった。
F.スケートの羽生君ももちろん好きですが、高橋大ちゃんが引退したことで、特別に誰を応援するというのがなくなっていたけれど、今の男子トップ選手は皆いちいちキャラがたって劇画調!マスコミの力を借りて乙女テイストのスポ根ドラマをリアルに見せてもらっている気がします。
だからこそ町田君の引退表明は衝撃でした。正直好みではないけど貴方がいなかったらつまらないのです。寂しくなります!でもこうなったら研究者の道で是非大成して欲しいですね。
スターが生まれてしまうと(それが人工でも天然でも)頂点にばかりスポットが当たり、フェアな採点はなかなかできないのが現実。どのジャンルもそうだと思うけど、勝負事では特に辛いかな。
連盟がジュニアを強化したい気持ちもありありと伝わった全日本選手権でした。
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ジョーのご機嫌が良ければ一緒。
高速グルーミング
続いてドキュメンタリーで高視聴率、再放送希望が殺到したらしいあるNHK番組のこと。
タイトル「君が僕の息子について教えてくれたこと」 一見何それ?だけど、
「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」という会話が出来ない少年が自らを綴ったエッセイが世界で反響を呼んでいるという内容です。
君が僕の息子について教えてくれたこと The Reason I Jump
https://www.youtube.com/watch?v=Eq_yb_y4MjM
因に私の小学母校では当時障害のある児童がクラスに1名、共に学んでいました。
最前列中央、教壇の前がその子の席で特別なカリキュラムを受けていました。
思い返せば重度の自閉症児で、授業中は静かでしたが、休み時間には時々奇声や独特の挙動があってよく飛び跳ねていたのです。正直接するのが怖くて自分から声をかけることはありませんでした。でも何故ゆらゆら跳んでいたのか、答えがあるなら知りたくてたまらずYou Tube を覗きました。1話3回に別れています。瞼が腫れました。
たまに電車の中で多動症の人が独り言をいっているのを目にしますね。
自分の世界をつくって外界に全く興味や注意が無いように見えますし、実際そうなのだと思っていましたが、大変な誤解だったと今になって気づかされました。
この障害を持つ人が、実は周りから刺すような視線を浴びることがいかに恐ろしく、悲しく、傷ついているかを私は知ることができました。
例えば健常者の記憶が1本の線だとすると自閉症者のそれは点の集まりだと著者の東田さんは言います。
現在進行形の動作の中に突然不意に過去の記憶の欠片が混入し、自分の意思ではなく勝手に声をあげている。それではパニックにもなるはず。自分を落ち着かせるのに常に必死でしょう。
心は成長しているのに、まるで不良品のロボットに閉じ込められたように、操作不能な自分の身体に苛まれ、ストレスから解放されるために跳んでいたとは!
会話で相手に即返事ができないもどかしさ。でも書き留めることができれば、散らばった記憶を懸命にたぐり寄せ、失いかけたセンテンスを完成できる。大変な努力を重ねながら作家として活動する、感受性豊かな青年の実録です。
一般の理解が進めば障害を持つ人々ももっと生きやすくなりますね。是非おすすめしたいドキュメンタリー番組です。著書も読んでみたいと思いました。
そして何気ないシーンで印象に残ったのが、東田さんが丸い図形を虹色に塗っている場面。
丸(円)を見るとリラックスできるという心理が妙に気になりました。
人にとって、円く旋回するものが究極に心地よい感覚なのでしょうか?
障害を持った昔のクラスメイトも換気扇や洗濯機を眺めるのが大好きだったのです。
因に私は安定感を感じる正方形が好きです。模様としてはチェックより水玉が可愛いけど♪
むしろ幼い頃からタイヤや歯車の気が遠のくような秩序と連鎖に多少の恐怖心がありました。
ただしアートとしては覚醒のためか敢えて目が欲するというのも事実。
・・何だかテーマ違うけどフィギュアの話にもどって来たな~
造形もそうでですが生物の神秘が何より興味深いですね!
掃除したくないばかりにこんな長文に。
ヘンな終わり方だけど・・
皆さまどうぞよいお年をお迎えください。