ゴールデンウィーク。年度始めの喧噪からしばし解放される時でしょうか。
いえ違った。休暇ゆえの混雑もありますね。
夏まで人形展示がない私は、この春は申し訳ないほど時間を気にせず水墨画を練習しミシンを踏んで趣味に没頭しておりました。
3月初めに頸椎炎をぶり返し人形制作を小休止しましたが、結局はつくり事三昧(^_^;) どうしたって慢性化するわけだ。。
別の創作を通してやっぱり痛感したことは...創作人形は気力体力の両方を半端なく消耗するってことでした。もちろん趣味と仕事の差は大きいけれど。
ガテン&緻密な作業でこつこつと積み上げていくビスクドール制作はある程度のスペースが必要で、色々な材料や道具で部屋が汚れます。でも人形は様々な素材を組合わせて限りなく自由に創る事ができる。自分には何より向いていると思うから続けることができました。
では、頑張ったので見てください。完成させたスプリング・コート2着です^^。
2つとも中古の銘仙の着物を解いてリメイクしました。
普段着のシルクとはいえ、軽くて衣擦れの音が心地よいです。
青竹や矢羽根が連想できる抽象的な迷彩柄はミリタリーを通り越して都会では迫力満点。
作ったからには怖がられても着ます。
因に元の着物の裏は綺麗な桃色と紅色でした。どんな人が着たんでしょうか。
右写真の胸元の渦巻くアップリケは何だ?まだ誰にも分かってもらえないけど無理もない。
蚊取り線香に煙もくもくです。芋虫や鳥の××ではありません。
仕立てた後に胸元のボタン横のホツレ穴に気がつき、苦し紛れで”ゆるさ”がプラス。
2着目は本日完成。同じパターンですがサイズをLからMに修正。
ベージュをベースにして”チンドン屋”を避けました。
襟を大きくしてフェミニンに。18世紀をヒントに大きいカフスを付けています。
ベルトをほっこり結ぶとコサージュみたい。美人が着たら服も映えそうです。
合わせる靴やバッグが欲しくなる、自分にはもったいないコートになりました。
あー 熱中できて楽しかったな。着るのも嬉しい着物リメイク。
勢いでもっとつくりたいけど時間に限界。今期はこれでストップです。
よい気分転換になりました。
8月の教室展に向けて、教室に緊張感が増してきました。
皆頑張っています!
私も明日からONに切り替えて人形を進めます。
メンバーズとともに一気に新作を仕上げて行きます。
OG参加者の皆様にはゴールデンウイーク明けに教室展の詳細を送付します。
作品楽しみです! 宜しくお願いします。