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プレッシャーと囁かな楽しみ

2012/10/27

ほぼ1ヶ月ぶりのノートブック更新です。
もう気忙しくて、いい加減この重圧から解放されたいです!焼成窯の暴走から!

来年夏に教室展を控え、新作モデルをデビューさせなければと創作熱を高めたはずだったのですが・・・
7月に焼成窯のタッチパネルが壊れて以来、神戸の代理店にオーバーホール直後、ビスクファイヤーが大失敗。修理前はビスクの肌質に関して全く問題なかったわけですが、こんな事態に!
それからテスト焼成→電熱線の総張り替え→テスト焼成→再度代理店にメンテナンス→現在もテスト焼成中。代理店側は品質に問題なしというけれど、現実目を背けたくなる上がりだし、今もってゴールが見えない状態です。
テストは単に焼成温度を測るテスト・コーンを入れるだけではありません。
ビスクの作業工程、容量や時間など普段と同じ条件で運転しなければ正確なテストに成りません。負担が多過ぎてさすがに大容量では試せませんが・・「人・形展」搬入を済ませた直ぐ後より教室の日程に合わせながらテンテコ舞いでビスク・スリップを鋳抜き、水拭きし、ソフトファイヤーを掛けてまた磨き、いざ本焼きで無惨な失敗を繰り返しています。

汗疹のような気泡がみっしりでぞわぞわ~ 栞紐の手が~ 

窯の上下段にかつてない仕上がりの差が出ています((> <))..
時も労も材料も光熱費も、全てが消耗されるばかりで空しいです。

お誘いいただいていた福岡(10月)の人形展を結局お断りしなければなりませんでした。
12月の展示や納品には何とか間に合わせないと! やばいぞー。
教室メンバー作品を含め、本焼き待機のパーツが棚に溢れています。
待たせて迷惑かけています。いつまでこの受難が続くやら。。


遅くなりましたが、先日の「人・形展」にご来場の皆様どうもありがとうございました。
そしてお名前やメッセージを残してくださった方々に心からお礼を申し上げます。

今回のマルメゾンについては人により全く反対の感想をいただくなど、これまでに無い2極割れで、面白く拝聴させてもらいました。人形のクオリティはいつもの感じなので、これが黒の魔力なのだろうと思いました。
例えばドレスが細部まで凝っていて粋だと言ってくれる人がいた反面、地味で物足りないと感じた方々もいて。黒い衣装のためかラインが引き締まって見えたとか、逆にふっくら感じられたとか・・両方の感想は一見180度違うようだけど、どちらも頷けました。
黒衣で印象がシャープになった分、淡いビスク肌とのコントラストが強くなり、人形本体が膨張して見えているのかなぁ?と。作者の自分は身内感覚で特別な違いには見えないのですが。
これまでのマルメゾンはなるべく古典の彫像のように見せたくて、肌との明度差を抑えてドレスや髪の毛は白系や淡いパステル色を使用してきましたが、黒の衣装ではより人形然とした、俗なリアリティが加わったのだと思います。楽しい試みでしたし、何体創っても奥が深く勉強になります。お色直しは定かではないですが、きっとまた展示する機会があるでしょう。


そして日常の小さな癒しといえば・・
10月はすっかりハロウィンのスイーツが定着しましたね。
黒猫のチョコムースが可愛い♪

今月は自分の誕生月で、おかげさまでケーキも何度か口にする機会を持てました。


昭和を代表する名花、パパメイアンのブーケは濃厚な黒バラの香りが懐かしく~*


ピンクの色合いが絶妙な胡蝶蘭にうっとりです。



窓辺のプランターで文鳥の餌のこぼれ種が育ち、収穫。摘みたて新鮮ご飯。
ススキのようにひときわ背高くどっしりと実ったのは粟でした。
鳥籠の中にそのまま入れたらパニックですね。


レオパード柄のジョージ。

奥までスクロールありがとうございました。
できればマメに短めに更新し続けたいと思います。m(_ _)m







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