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郷陽さん

2011/08/25

8月は平田郷陽さんの人形で明け暮れました。
先日銀座和光のギャラリーで催された「日本の人形」吉ク秤ソ篭隼杏看・㌶暗犬任・r 写真でずっと恋焦がれていた郷陽さんの赤い着物の市松さんと対面する事ができ、
弟陽光さんの豪華な着物を纏った等身大近い踊り子の人形を、息がかかる程近くで
拝見することもできました。吉ク秤「離好織奪佞気鵑・緤・苓屬領△鬚舛腓辰鳩・辰頓r 日焼けしていない当時の友禅の鮮やかな色を見せてくれましてまた感動。
こんな事は美術館ではありえませんね!
どちらも生き人形の技法でゾクゾクする官能美と生命感に溢れ、一分の隙もない仕事ぶり。
久々に人形でジンときて、細かい作業はもうダメなんて言っている自分が恥ずかしくなりました。

そして今月28日まで佐倉市立美術館で開催されている「平田郷陽の人形」展。
ちょっと遠いので迷いもありましたが、行って本当によかったと思います。
着物姿の子供や婦人のポーズ人形20~40センチサイズがメインでしたが
控えめな表現の中にも人形の眼差しや一指(一糸)にまでエネルギーが込められていて、
さすが右に出るもの無しの重要無形文化財保持者(人間国宝)と唸ってしまう作品ば
かりでした。

京都で仏像を観て、歳を重ねた分段々と静かな人形に変化するやも知れぬと想い
陽光さんの京娘を観て、大きな人形つくるべしと思い
郷陽さんの童子を観て、人形はサイズじゃないと感じ
いろいろ刺激を受けて確かだと感じるのは、そろそろ和もテーマに加えて行きたいという事。
(30半ばから言ってるよ)
人生限りがあるから足踏みしていてはもったいないですよね。
私にとって洋は自由自在なファンタジー。和ではハレとケを模索してみたいですが
日本の古典趣味の人形こそ、おいそれとは出来ないでしょうね。(^_^;)


今月中にドール シンフォニーin京都の出品作をimagoギャラリーにアップする予定です。
只今管理人Hさんにお願いして調整中です。どうぞお楽しみに。




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