地鳴りのような雷と滝のような雨の中、自転車を漕いで歯医者に行った。
先生と衛生士さんによく来てくれたと褒められ、悪天候の際に予約をキャンセルするのはまるで当然のようだった。でも歯に関しては放っておくだけ悪化するので怖いから。
しかしビニール傘越しに、水没した歩道や雨に煙った町並みを眺め、傘にバウンドする重たい雨粒を体感し、不快なんだけどここまできたら自然に抗わない楽しさを味わいましたね。帰って即お風呂に入れる事前提ですけどね(^_-)。
途中でダウン症など障害者の人たちがカッパを着て散歩している集団がありました。雨風の猛威は良い刺激になるのだと思います。

さて、今日は珍しく朝、出勤する人ごみと混じって有楽町に向い、水曜日のレディースデイを利用して映画を2本見て参りました。
まず「ヒックとドラゴン」。これは映像関係の仕事をしている教室メンバー2人が大絶賛していたので、例によって上映終了目前の滑り込みで観ることができました。
ドラゴン騎乗は万人の憧れですかね？　猫の目をした黒い竜の愛らしかったこと♪
私もトゥース（←ドラゴンの名前）の精工なフィギュアやぬいぐるみがあれば欲しくなりました！
グッズのクオリティが甘いから自分で作りたいというメンバーの気持ちがよくわかりました。映画を観ながら、ああ自分家の猫の頭を撫でたい...と悶えてしまった。(^_^;)


秋の日射しに包まれて。エコなおもちゃに囲まれて。

続けて映画を見ると1本目の感動が薄まるのではないかと迷ったのですが、丁度よい間合いだったので「13人の刺客」も勢いで観てしまいました。
どこだかの映画祭の上映風景をテレビのニュースで見かけ、「7人の侍」好きとしては観ない訳にはゆかんだろうと...ま～大掛かりなセットと豪華キャストで想像以上の大作でした。13人対200人の死闘はカオスでしたけど。
主役が役所さんとしか前情報は無かったのですが、わりと好きな役者が何人か刺客を演じていたので得をした気分です。イカレ殿様がゴローちゃんだったとは、大柄に見えたし、髷が似合い過ぎてなかなか気がつかなかった。
伊勢谷さんはこのまま「あしたのジョー」の力石でも鋼の男と納得できました。
しかし時代劇って、女はただ「色・物」で哀れな役が多いなぁ。
男の格好良さに対して女の生は悲し過ぎる。
「逆転 大奥」で心のバランスとれるかな？(^_^;)　
久しぶりに咳払いとタバコ臭が漂う、サラリーマンが忍者のごとく紛れる、満員御礼な映画館でした。

そして何より朝の電車、丸の内の颯爽とした人の流れが刺激になりました。
大事な事を思い出しました。