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骨の展示

2010/03/19
 
銀座人形館 アニバーサリー展へご来店の皆様どうもありがとうございました。

次はゴールデンウィーク期間中に丸善オアゾで開催される人形展に参加させていただく予定です。詳細は追ってインフォメーションでお知らせしますのでどうぞよろしくお願いします。


スタジオに文鳥を迎えました。薄墨で彩色したような珍しいカラーに一目惚れでした。
シナモン文鳥とシルバー文鳥の両方の遺伝を受けた赤目で「イノ」と呼ばれる品種だそうです。
もとは手乗り文鳥のヒナだったのですが、頭の羽がはえ揃うのが遅く、里子に出るチャンスを逸しペットショップで成鳥してしまったそうでセール価格に・・・
手には馴れていませんがいつもヒトを見つめながらキュンキュン鳴いています。

さえずりはまるでインベーダーですが、鼻歌はピポポと可愛いです。
名前はまだ募集中です。教室メンバーの方々宜しくね^^。

一昨日、東京大学の展示室で人骨と動物の骨を見てきました。
展示のポスターです↓
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/images/2009inochi_poster.pdf
縄文から現代人のドクロが整然と並んでいます。
奥の大展示室には鯨やキリンなどの大型動物から身近な家畜の骨まで
草食と雑食動物の頭蓋骨を中心に展示されていました。
どれも言葉にならない程美しいフォルムです。とくに鼻筋が恰好いい!
処理の仕方でビスクのような光沢のある象牙色、乾いたグレー、木の根のように赤茶けた色だったり、骨と言っても質感はそれぞれでした。
各々進化を遂げた個性的な動物たちは、骨となればどれも不思議なほどの親近感で結ばれるものですね。人間も等しくです。
そしてふと骨と人形は似ていると思いました。どちらもアートのモチーフとして頻繁に登場するけれども、その姿は生命を宿したオブジェであるためにアーティストとその作品を食いやすいのです。。。
その他、死産によりそのままの姿で保存された子象の姿は、ネットでチラ見した時には堪え難かったのだけど、実物は本当に可愛らしく、悲壮感無く見入ってしまいました。
グロテスクな物をある程度目にする覚悟をして行っただけに、その後友人らと”綺麗”だったと共感できたことが楽しくて、心晴れ晴れとキャンパスを歩き、学食(オススメできませんが)を食べて東大の空気を満喫しました。

続いて深川の現代美術館へ。装飾展を観てきました。↓
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/111/1
作品は良かったけれど、少々ボリューム不足かな~。アクセス不便ですから見ごたえは要です。
塩保朋子さんの切り絵のインスタレーションが印象的でした。



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