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インテリア ファブリック

2009/07/12

ネットショップでヴィクトリアンのポータブル ミラーをオーダーした。
人形のディスプレイになかなかいい♪とその夜は満足だった。(それは次回に置いといて)
翌朝、支払い確認のために、またショップのHPを見た。
気になる新商品はいつも一通りチェックするけれど、昨日は久しぶりの掘り出し物?に夢中で他は殆ど目に入らなかった。で、改めて昨日更新の商品一覧を余裕の目でチェック。
ある画像を拡大して目を見張った。
めっちゃ好みの大柄な花鳥の図案、シノワズリのアンティーク カーテン!
半世紀以上前の、多分ハンドペイントのリネン・ファブリック。
まだ売約のマークはなかった。(ホ~ッ*ラッキー♪) 慌てて自室の間取りに合うかサイズを確認し、イメージを膨らませた。幅は充分だけど丈がほんの少し短い。昨日の今日なだけに趣味の買い物なんて無理。でも滅多に無い逸品だ。その割には値段もそこそこだと思う。やっぱり欲しい!
ところが全く残念無念!そうこうしている間にタッチの差で売約になり、購入しそびれた。
一夜、誰の目にも留まらず眠っていた商品だったのに。

↓カラフルで図案も大胆ですね。
1柄1ヤードほどで、その中に20センチくらいの鳥が5羽います。
10数年前、ロンドン郊外のお城の(洗面所の)壁紙とそっくりで!
以来この種のインテリアに憧れ続けました。せっかく出会えたのにな~..(> <)..
 
トワル ド ジュイ(デッサン調で写実画の布)↑ http://www.toiledejouy.com.fr/

シノワズリの布は天女の羽衣でもないのに、掴みかけた手からすり抜け、残像が空しく残された。
正直悔し過ぎてそれから何も手につかない。諦め切れずにまる2日間、時間の無駄とわかっていながら、同種のファブリックを探し求めてネットに明け暮れた。アンティークものは一期一会なんだから、骨折り損は承知でね、またトラウマか。。。

くたびれもうけ?
深みにはまり、替わりと言ってはなんだけど、やっと仕事部屋(和室だぞ)の一部に張っていたトワルドジュイの壁紙と類似品の生地(現代もの)を見つけたので、いよいよ壁に補充できる見込み。くどくて面白そうでしょ。古い家だから冒険出来る♪

ハンター気質がこんなかたちで甦るなんてね・・・
往生できないので、入手が叶わなかったファブリックの画像を実寸に拡大プリントして張り合わせ、壁に付けた。それから雑記に愚痴をこぼして、尚更悲しくなるかもと思いきや、やっと気持ちの整理が付いたかな。
ショップのオーナーさんに是非また同等のファブリックを調達して欲しいとリクエストした。
もしかしたらこの欲求は、私の人形を根気よく待っていてくださるお客様の気持ちと似ているのかも知れないと、ふと思った。
物に執着するのは愚かだろうか? でも心を豊かにしてくれる有り難い物よ。
満足を得られるよう、個々それぞれに甲乙付け難いくらい良いものを、私は創ろうと胸に手を当てた。

仕事に戻ります。




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