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リリーズ

2009/06/25

少年好きの教室メンバーRさんに誘ってもらい、劇団スタジオライフの「リリーズ」を観てきました。
リリーズといえば、結構な昔、テレビで同原作の映画「シモンとヴァリエ 百合の伝説」の終盤15分くらいを見かけ、わわ!このビジュアル、人形制作の資料になりそう?!と慌てて録画していた。
仮装パーティか?青年たちが神話のスタイルで半裸で抱き合っている。ごっつい黒人男性や痩せ細った中年男性は何故が女装をしていて同じフロアで上品に振る舞っている。ストーリーは全く解らないけど、耽美ってやつだ。

ある日の教室で、メンバー数人が少年(青年)の良い資料が無いとぼやいていた。
私は確か「百合の伝説」という妖しそうな映画があったよ。どうかな?と呟いたら
あ、それ映画館で観ました。う~ん、なんかイマイチでしたと。
(私)え、そうなんだ。。。(がっかり)
そこへ少年ラブなRさんが、「スタジオライフのリリーズ」がいいですよ!と
早速その劇団のDVDを2本貸してくれた。(さすがだ)
「リリーズ」は、囚人たちが獄中で、仲間のひとりに起こった悲しい身の上話を演じる劇中劇。
ストーリーも脚本もしっかりしている。せつなくて泣けてきます。

スタジオライフについては、やはりテレビで「トーマの心臓」を見かけた事はあったけど
はっきり言って趣味じゃないと思った。だけど今回はRさんにとっても感謝してます!
http://www.studio-life.com/stage/lilies2009/index.html

団員は特にイケメンというわけではないの。でも舞台では役柄になりきって皆素敵だ。
9人で演じたチーム(同じ演目を3チームで演じるらしい)はこの日が初演だったため、閉幕の後、舞台挨拶の余興があった。ラッキーだったな。
役者それぞれの舞い上がったコメントが面白く、素顔は眩しく、涙で湿ってしまった会場がぱっと明るくなり、笑い声に包まれた。
富豪のエスプリ女性を演じた役者(首筋が特別綺麗でセクシーだった)の挨拶で、彼は不意に客席の私達(多分連れのRさん)を指差したからドキッ! かなりビビった。
はにかみながら「あの端の3列目の席! ン年前、そこで初めてスタジオライフを、リリーズを観たんです。凄く感動してこの劇団に入りました。そして念願が叶い・・・ついにリリーズを演じる事が出来・・・
役者自身がこみ上がってる!これにまた感動。小劇団ゆえの熱量の高さだろうか?
私はRさんが、彼を意識して敢えてこの隅の席を選んだのかと思った。(つうの彼女ならやりかねないかも?)なわけない。偶然だって。ちょっと嬉しかった。

好きな事に、仕事に、全力投球している劇団のエネルギーを浴びて、何だかいい感じです!
やっぱり少年人形進めなきゃ。ボソッ


スタジオの坪庭でも百合が何種か咲いてます♪
噎せるような強い芳香です。





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