漫画の神様
2009/01/31
テレビをつけたら昔のアニメ『ジャングル大帝』が映っていた。
夜の10時過ぎに何故と思ったら、今年は手塚治虫の没後20年だそうで、氏が好んだという音楽にスポットをあてた番組だった。懐かしさと、現代音楽史に名を連ねる巨匠たちのインタビューもあり、作曲家(ジャングル大帝、リボンの騎士など)の冨田勲氏が動画に曲をつけた当時のエピソードを聞くことができたのはとてもラッキーだった。
『ジャングル大帝』! 再放送を確か20代で見た時に、その主題曲と動画の織り成す世界が神業的に美しいことに気がつき、圧倒されて思わず目が潤んでしまったっけ。
そして今日もまたじわーっとね。動物たちの生き生きとした動作、色使い、音楽のアレンジ、スケール感 etc. このオープニングは相変わらず私にとって至高のものだった。 それがなんと日本初のカラーアニメーションだったというからビックリ。
『リボンの騎士』も名曲、名オープニングだと思う。
でもテレビではオーケストラのみで主題歌が歌われていないのが残念。
♪ぼくの見る夢はひみつ~だよ♪ってとてもかわいい歌詞がついているのにね。
そして『どろろ』。実は今回初めて聞いた主題歌で、突拍子もなくユニークだった。カッコいい。
クリエイターの心意気を視聴者や御上は裸身で歓迎する時代だったのね~多分。
もし手塚治虫の存在がなかったら日本の子供たちの娯楽はどうなっていただろう?
影響は想像の域を遥かに超えていた。確かに私たちは皆「アトムの子」なんだなぁ。
氏の特集番組は今後も暫く続くようです。
戻る