大泉学園(西武池袋線)のシアターでナイトメア・ビフォア・クリスマスの3Dを観た。私はこのアニメをテレビでほんの断片しか見た事がなかったので、立体的な臨場感がどの程度加わったのかよく分からなかったが、なるほどティム・バートンは構築した世界を守り抜いているのが嬉しくも切なくもあった。それにしても3D用のプラスチック眼鏡はフィルターが目障りで、その後1日眼がしょぼしょぼで視力を欠いた。将来はクリア レンズのマイ3Dメガネ持参が当たり前になるかもね。
大泉学園はアニメ発祥の(東映のスタジオ等がある)地だそうで、駅の改札に銀河鉄道999の車掌さん(FRP?)が立っていた。街は個人商店が連なり活気がある。私は普段西武新宿線を利用しているので今さら西武線沿線に文化的な期待など無かったけど、近くても縁遠い東京都下には、知る人ぞ知る町興しの名所があるんだね。
この後すぐ渋谷に向かった。「ヴォイス・オブ・エンジェルズ」DVD化のイベントで、増山法恵さんと竹宮恵子さんによるトークショー&映画の試写会を観るためだった。教室メンバーで今も尚熱い竹宮ファンであるSさんに誘ってもらい、彼女のおかげで私たちは整理券No.1と2を獲得した。なのに私は隅の席を選んだ。ゴメンネ。
1時間以上早く会場に着いたので隣のカフェで食事を取ろうとしたが、メニューを見たら飲み物メインだったので外へ出た。実はその時カフェでは竹宮&増山お2人とお仲間が集っていたそうで、ドサクサに紛れてご挨拶する絶好の機会を逃してしまった。
http://www.uplink.co.jp/voiceofangels/
「ヴォイス・オブ・エンジェルズ」は欧州いくつかの少年合唱団を撮った演出仕込みのドキュメンタリー映画。製作は10年程前らしく、当時トップの子たちの輝かしい歌声や姿が教会や宮殿を背景に、ときに自然なしぐさで収録されている。
少女の声質がピアノだとしたら、少年の声は弦楽器に例えられていた。
天使の歌声に耳を傾けながら、瞳孔を開いてしっかり映像を追う。それが私の仕事。
いかにも役者っぽい美少年ではなくて、色々な男の子の顔を観賞できる。歌うシーンは目もとや口がアップされるので、創る側の性分から食い入るように眺め、残像をミキシングする。
”本当に、皆、なんて顔が長いんだろう・・・”
舞台メイクなしの素顔は目もとに天然のシャドウがかかっている。血管が透けて青くも赤くもある、磁器のようにきめ細かな肌。
ビスクだからこそ再現が可能なんだ。
どうか私に神話に登場するような美少年をつくらせてたもれ。。。イケルイケル←外野のテキトーな声
先週、スタジオ南側のお宅が壊され更地になった。
開放感に包まれた束の間の風景。
土地は分譲され80坪に2軒立つ
お日様に見離されないよう祈るばかり