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猫に学ぶ

2008/06/09

ジョージは日々成長している。
昨日は猫砂と子猫用のカリカリフードを選びにホームセンターとペットショップを梯子した。
梅雨の晴れ間、日曜日とあってペットショップは通路まで賑わっていた。生後2か月程の犬猫を見ると、ジョージを迎えた日を思い出す。にしても、ショップの由緒正しい子猫達は皆月齢のわりにデカイ?! 否、ジョージが小柄(小顔)なのか? 後10日ほどで4か月になるが、生後2か月のアメショーの子猫の顔とさほど変わらぬ大きさに見えた。食事の管理を誤ったかな?なんだか不安になる。

性格も姿も猫らしいカリンに比べ、ジョージは時々妙に人っぽい。
ガングロで小さい眼が寄って付いているので度々猿っぽいと言われるけど、親の欲目か人の子のように表情豊かに思える。子猫時代は皆そうなのかな? 
ジョージはまず、自己中でやかましい。些細な感情が鳴き声や態度に表れる。食事やトイレ中も時々しゃべっている。利かん坊でチャレンジャーのガブちゃん(一応は甘噛みのつもり)。クールダウンすればしたで、寝ていると思えばこちらを見ていて、数歩踏み出すとタタタと追い越して振り返り「何処へ行く?」と顔を見上げる。狭いソファベッドで寝返りを頻発しても添い寝をやめない(移動はする。ツボにはまるといいのだが)。そして顔面にタシッと手をかけ鬱陶しいほど舐めに来る(猫なので大抵何らかの要求がある)。熟睡している姿を殆ど見たことがないタフなやつ。ジョージは雑種だが一般に語られているシャムの横暴だけど人懐っこい性格そのまんまだ。今のところ神経質なところは無いのでこのままのびやかに、でもお願いだから聞分けよく育って欲しい。


自作のぬいぐるみ(モデルは若猫時代のカリン)の首根っこをつかんで猫キック
でも顔の方がぶれてるね

そしていかにも猫らしくなってきた。数日前からお腹を見せて媚びてみたり、手水を使って顔を洗うようになっている。
ひとり遊びも覚えた。今日など足元から離れたまま暫く気配がないので不安になってキッチンを見に行ったら、普段居ない薄暗い奥の収納部屋の片隅で寝そべっていた。夕方、小窓から陽が絨毯に差し込んでいて、その僅かな日溜まりの中でくつろいでいたのだ。
湿気がこもった狭苦しい部屋の西日なんて、好き好んでこの場所かい?と不思議に思い、でも物は試しで私も日溜まりに形を合わせて寝転んでみた。
雲がかかった柔らかい日差しと何とも言えない心地よい風が身を包んだ。目を瞑ると、走馬灯のように学生時代やフリーターの時代、熱病のように絵や人形に夢中だった頃の自分が見えた。夕日は美しく、時に哀しく感傷的に揺さぶりをかける。
快適な場所は猫に聞けと云われるが、部屋の雰囲気に反して全くその通りだった。
身近なリラクゼーション スポットを子猫に教えてもらった。
仕事に乗れない日は猫と夕寝してみようと思う。



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