imago


[1つ前の日記] [過去の日記一覧]



オリンピック

2004/08/31

2004年のオリンピックが終わった。
今回は学生時代に帰ったかのようなヘビーウォッチャーになっていた。まず開会式が素晴らしかった。ギリシアの人間歴史絵巻、オブジェの空中遊泳やビョークの歌など、唸る程に感動してしまい、思わず再放送を待ってビデオに収めたくらい。ところが開幕直後、柔道を封切りに速くもメダル獲得の期待に沸いたイイところで、14年目を迎えた居間の”画王”が突然ブツリとお役を絶った。そこで慌てて自宅のテレビを買い換えるはめになり、これに便乗して、ついに仕事場にもテレビを入れたのだった。なんと液晶の大型!薄い! だが古い集合住宅ゆえにアンテナがあやしい。画面に絶えず砂が舞っている。宝の持ち腐れにならぬよう、人形のイメトレ用と正当化してDVDやビデオもこれから頑張って揃えなくては。渋り続けてやっと得た贅沢にさらなる物欲が襲う。

話を戻そう。さすがは世界最高峰のアスリートたちだった。
どの競技も力強くて美しかった。何度も目頭が熱くなったなぁ。
特筆すべきは体操男子団体だろうか。20ン年ぶりの金メダル万歳。嬉し過ぎて明け方、観戦に付き合ってくれた友ネコに時間外おやつをあげてしまった。それにしても女子の体操、新体操はシンクロなみに派手なコスチュームになりましたね。せめてメイクはナチュラルがいいですよ。せっかく綺麗なつくりなのだから、素顔を見せて欲しかった。魂胆は見え見えか。(笑)

”勝負ごと”というと、よく顔をしかめる人がいるけれど、私は結構好きな方だ。もちろん正々堂々、後腐れないのが条件で。(実際は掟破りなオトナ、いますよね、トホッ*)
最近は運動会の”かけっこ”に順位をつけない、不可解な教育方針がありますね~。人の成長とは、正しく比較判断(選別)する術を身に付ける事だと私は思うのだけど。競い、他者と比べることは結果はどうあれ自己発見のチャンスだし、よりよい成果を生むには、自分にむいているもの、不足しているもの、欲しいものを明確にする必要があると思う。決して優劣だけを決める単純なものではなく。良きライバルがいて、はじめて手に汗握る競技が成り立つわけだけど、それはほんの一時のことだ。スポーツの根本は己への挑戦だと思う。どの世界も同じではないか?自分にとっての優先順位がはっきりしている人は強い。強者だけでは世の中困るとは思うけど。(笑)
 今回実力は充分にあってもオリンピックの出場権を掴み損ねた選手が少なからずいたはずだ。生かしきれない才能ほど厄介なものはないと思う。そうした選手に次回こそ花を咲かせて欲しいな。私はやっぱりどこまでもひたむきに頑張っている天才が好き。

[1つ前の日記] [過去の日記一覧]


戻る