バランスは大切
2007/08/11
久しぶりに人形のコスチュームをいじっている。
先日、ロココの衣装に合う3着分のリボンを木馬のショールームで選んで来た。ついでにビーズやアクセサリーパーツも物色。ついつい買い過ぎた。
それで衣装の仕事に取りかかると何となく気が晴れて来た。というのも・・・
すでに作業が何か月にも及んでいる、制作途中のビスクパーツの山を前に、気は遠のき、連日の猛暑で引きこもりになり、仕事の出来なさ加減に鬱々としていたから。
結局この無気力感は単純な夏バテではなく、どのモデルも作業過程がバラバラでゴールが一向に見えて来ないので途方に暮れ、底なしの鍋で煮詰まっていたのだった。
こんな事ならさっさと服飾材料の買い物に行っていれば能率はアップしていたかもしれない。
大好きな夏も年々しんどくなるが、私に必要なのはやはりフットワークの軽さだなぁ。
あらためて思うこと。創作人形の喜びは全てを自分でつくる事。これ基本! でも和の服は仕立て上げてもらってますけどね。
数体分を同時進行で制作するのも、なるべくならしたくない。
しかしそれでは仕事に成り得ないので、人形も作者も荒まないように、バランスを取る事が大事だ。
今まで続けてこられたのは人形制作の各工程が楽しかったから。
偏った仕事は首を絞める行為だ。
今はもう少し衣装の方に時間を割こう。仕事に乗れていると幸せだ。
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