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喜びの音

2007/07/14

本日正午にピアノが入りました。結局ヤマハのデジタルピアノを購入してしまったの。中古品だけどハイスペックの現行モデルです。電気製品は中古で買わない主義ですが、楽器は趣味の贅沢品だから今の仕事ぶりでは堂々と入手出来なかったのです。

早速実家から楽譜を引っ張り出して来て弾こうとしましたが、指が固まってもつれるし、音符読めないし。そもそもブランク何年?
片っ端から懐かしい曲にタッチして音外しまくりです。切れの悪いゼンマイ的演奏で3小節で壊れます。気が向いたら巻き戻し。そんな調子でも自分にとっては束の間の3~4時間だったからご近所はたまったもんじゃないですね。
ならばヘッドフォンで! 今物は性能いいですね。付けている事を忘れるほど耳に馴染むし、ガンガン鳴らしても周りは平和。
今日はもういい加減にしておかないと・・・と時計を見たらPM8:00を回っていました。お腹すいてよろよろするはずですわ。

クラシック好きならアコースティックじゃないどダメ!と専門家は言われます。
確かにそうなんだけど、もともとアコPを歌わせるレベルじゃ無いから・・・例えば「喜びの島」をCHOIRでドロドロに、「沈める寺」はチャーチオルガンで、「モンタギュー家とキャピレット家」はSTRINGUSで”重々しく”悪戯したら面白かった。周りに共感してもらうために練習に励んでみようかな? 冗談です。ヤバいです。ピアノ、下手だけど実はかなり好きでした。
仕事は独りきりの作業が延々と続くのでその気晴らしに・・・では済まなくなりそうで危険です。

音楽は時代を反映します。懐かしい曲を耳にするとそれを聞いていた当時の自分に帰還できるし、クラシック曲では世紀を超えて自分なりに文化らしき想像ができます。
因に私はドビュッシーやラベルの管弦楽曲で時々「少年人形」をイメージしています。
ドビュッシーの音楽では刻一刻と変化する時間旅行を、ラベルはそれと対照的で切り取られた時の結晶を楽しみます。受ける印象は演奏やその日の気分でも変わりますし、皆人それぞれですね。

音楽は聴くだけでなく、楽器や己の声で触れると作曲家に急接近したかのような親しみが湧くこともあります。詩や小説も朗読を聴くと情景が浮びやすいし。音の効果って絶大なんですね。





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