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アッシュ&スノー

2007/04/14

お台場に特設されたノマディック美術館「ashes and snow」展に行ってきました。
ムービーおよび布地に刷られたセピア色の写真はグレゴリー・コルベールによる作品。
会場は建築家、坂茂(ばん しげる)による貨物コンテナやリサイクル可能な材料で造られた巨大倉庫。
館内は隙間風が吹き込み、方々の壁が絶えずガタガタと音を立て、作品も揺らいでいる。そこに佇むだけで三半規管が刺激され、画像や映像を肌で感じ取れるような演出効果にまず脱帽した。
適当な言葉が見つからないので臭いいい方になるが、生命の尊さを詩うアートだった。秘境や動物が好きな人にはグッとくる。そうでない人もきっとアートの力で押し付けがましくなく、例えば懐かしい記憶の中に封印したほろ苦い思い出や、叶わなかった夢などが浄化されるのではないかと思われる、特級のリラクゼーションだ。
雄大な何かと金色の光に包まれて眠る。踊って無我の境地を満喫する。万物は全て愛の対象、そんな理想郷の虜になった。
驚かされたのは、これらの映像はいっさいデジタル処理や合成が無いと言う事。
水や砂漠の砂嵐にまどろむ被写体に、どの程度の忍耐が課せられたのか?!
ああダメだ。メイキングの詮索よりも呈示されたイメージに酔い痴れよう。


図録というよりはとってもお洒落な写真集。
外人スタッフの「今日だけー」の売り込みは疑わしかったが
ポスターとDVDのゴージャスなおまけ付き!
本日DVDを見直したら散財の価値は確かにあった。満足だ♪

そうそう帰り道に新宿アルタの雑貨店で ノルシュテインの「はりねずみ」を発見。これはよくできている。



ハコベ大好き! 引きこもりのナノカ、リハビリ中。
インコと私、なかなかアートのようにはいかんのう。





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