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アレルギー

2004/03/16
花粉アレルギーです。
加えて今、人形アレルギーです。


長丁場の仕事を先週やっと終えました。
納期2週間前から仕事場に泊まり込みで、帰宅は2~3日おき。
自宅でも当然ゆっくりできず、まずは夕飯の余りを探り出してレンジでチン。淡白な家庭料理で和みのひととき。
人らしい生活が永遠に続くことを夢見る時でもありました。
ついでテレビの画面や雑誌をぼ~っとながめてしまう。
理解するのに通常の3倍くらいの時間がかかるんだから、そんな暇があれば1分でも長く寝ていれば、また気持ち良く仕事ができるというのに。わかっていてもそれは出来ないんですよね。

寄る年なみ~。
納品を果たしたその足で、早速、銀座に新装オープンの人形店にご挨拶をと訪ねました。ゆとりある優雅な店内に目が踊りました。
さて次は教文館、そしてルショワへホット・チョコを飲みにGo!
のはずが、4丁目の交差点を渡り始めてすぐに信号がチカチカ。
しょうがないから競歩しようと拍車をかけた途端に足がツれた!
もう一方の足でバランスを取ろうとしたら、そっちもツれました。
こんなことって!? ピンチ!
連れに、とにかく歩道まで引きずってもらうも、あ”ぢぢぢぢ。
でもまだ和光を正面に、眉間にシワ寄せて仁王立ちの私ですよー。
青信号になったら通行人にいぶかしげに睨まれたあげく人の波に押し倒され、踏まれてしまいます~! やっぱりピンチ。
連れにずりずりと死角に誘導してもらい、窮地を逃れましたがその後また裏通りでツれました。年々無理がきかなくなってます。
こんな生活していては、脚が萎えて当然でしたね。反省。

二日後、やっぱり寝不足のまま、Angel Dollsにほやほやの人形を飾り付けに行きました。それから寄った松屋のドール ファンタジアは予想通りの混雑ぶりで、隈無く目を通すのは初めから無理と諦め、ピンポイント式に会場を斜め横断しながら進んでいると、間もなく通路にコンタクトレンズを落としてしまい、またもやピンチを迎えました。
仕事場にこもる生活が明け、外出を始めて直ぐ花粉症の襲撃に屈しました。
かゆい目を掻きむしったため、ソフトレンズなのに落ちてしまったのです。
かがんで掃除機をかける様なアクションで係員に何事かを伝えたら、「無理っぽいですね」と言われて逆に気合いが入り、人混みの中からチラリと光る、変形したレンズを探し当てることが出来ました。
洗面台で泳がせて復活!とにかくどうもありがとう。

そして次の日から、人形アレルギーの自覚症状があらわれました。
知人が出品している人形教室展に、どうしても行く気になれません。
虚無感を拭えません。
ドール ファンタジア。さすがは公募展。力作が整然と並んでさー見てくれ~、感じてくれ~とどよめいていました。
あなた方(人形)は何故この場所に置かれたの?お隣とは仲良くできて?
とつっこみを入れたくなる多勢な創作人形展でした。
当然ながら、私的人形の黄金律からはずれている作品がみっしりで、普段はそれが面白く感じられるのですが、まだ心身の緊張が冷めやらぬ今回は、結構こたえましたね。で、アレルギー克服のためにも次の機会があれば、私も応募してみようなんてね。それは冗談としても出来れば、サイズの制限枠をもう少しひろげて欲しいですよね。
いづれは現代美術館の展示を継ぐスゴイ人形師が出現するやも知れません。






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